前章まで、映画セットや演出の技法について説明してきました。このように、いろいろと考えながらセットを見ると、また違った楽しみ方が発見できますね。
詳しくは後述しますが、実は、まだまだあるのです。
「何が??」
ハイ、それはセットとして、テーマパークとしての「こだわり」です。
まずは、セットとしてのこだわりを挙げてみましょう。
ニューヨーク・エリアにはペンシルバニア駅のセットがあります。あなたもご存知のアメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライドのアトラクションが入っている建物です。
この建物、人間の心理を利用して、他の建物より高く感じるようにセッティングされているのです。
どのようにしているかというと、他の建物より少し奥に建ててあるのです。こうすることによって、心理的に不思議と高く感じます。また、晴れた日ならペンシルバニア駅が周囲の建物に影を落とすために、より一層高く感じられます。また、57丁目から5番街方面を望むと広々としたイメージがあります。これは、同じ高さの建物で街を構成することによって得られる効果です。
同じような心理トリックはラグーンにも用いられています。
このラグーン、対岸まで行くすべは、湖畔に沿って歩いてゆくしかなく、真正面の岸へ行くまでには結構な時間がかかります。それが、心理的に実際よりも広く感じさせているのです。
これらは、なかなか面白い技です。
また、サンフランシスコ・エリアは一部なだらかなスロープ状になっていて、坂の街サンフランシスコのムードを演出しています。
各エリアのストリートも変化に富んでいます。
アスファルトに石畳、レンガに土・砂利、はたまたこれらの混合、とエリアのテーマにふさわしい道路に仕上がっています。特にウエスタンエリアの道は面白いです。小さな砂利なのですが本物の砂利だとすぐに荒れてしまうので、砂利を敷き詰めた舗装がなされています。そして注意深く観察すると、きちんと雨が流れた跡まで細かく表現されていることに気づくでしょう。
あと、先述した錆やくすみが、よく表現されているところのフォトもここに掲載しておきます。
そして、見ていて面白いのが、ショー・ウインドウの中です。
結構多くの方が覗いて行かれます。本物のショップのように様々な商品がレイアウトされていて、中にはリアルな食事のセットまであります。これらのレイアウト、たまに変わります。
ぜひ、細部までこだわって作られているセットや妙技をじっくりと楽しんでみてください。
次に、テーマパークとしてのこだわり。
USJをそぞろ歩くと、かなりの植栽でパークが美しく彩られていることに気付きます。
美しい植栽は、パークの付加価値を高めると同時に、パーク内にいる人々(別にゲストだけではなくクルーやエンターテイナーも含みます)を癒す効果があります。
四季折々の花や果実(本当に実るビワの木もあります)があなたの目を楽しませてくれることでしょう。たくさんの種類があるので少しだけフォトで紹介しておきますね。
USJ公式サイトにも四季のお花を紹介しているページがありますので、そちらもご覧ください。

ペンシルバニア駅は周りより高い?

ラグーンは広い?

坂の街サンフランシスコ

イスラ・ヌブラの道は土のイメージ

レンガと石畳

ひびを入れたアスファルトと敷石

ウエスタン・エリアは砂利のイメージ

コレは木に見えますが、違います

この錆はペイント、リアルですよ

間近で見ても本物の錆に見えます

駐車場付近の美しい花々

夏に美しい百日紅(サルスベリ)

綺麗な花があちらこちらに

極楽鳥花(鳥に似ているでしょ)

クリスマス時期にはポインセチア

風景に映えます

心が和む

あー癒されるぅ...
<< 道路に目を向けてみるとへ戻る USJで出会えるクルマたちへ進む >>
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの魅力
USJの魅力│バックロット│セットファサード│書き割り│BGM
スペシャル・エフェクト・マット・ショット│ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム
標識や看板│道路に目を向けてみると│こんなところにまでこだわっています
USJで出会えるクルマたち│番外編→ウラUSJ │HOMEへ戻る